誰も知らない

搬入を明日に控え、とりあえず一仕事終えたことにして、久しぶりに映画でも見ようとしたのがいけなかった。

『誰も知らない』

先日チルチルが間違って借りてきて、私は1度観たことがあったのですが、内容もほとんど覚えておらず、せっかくだからと観始めました。

…号泣。

これは人生1番のトラウマ映画です。内容を忘れていたのは、
「覚えてると心と体に悪いから」
という脳の配慮だったのだろう。

明の眼差しが、瞼の裏にちらついて、今夜は寝られそうにありません。

早くまた忘れたい…でもこれは、現実に起こったことなんだ。しかもきっと、作られた映像よりも、現実ははるかに厳しい。生の匂いや温度、長い長い時間。

気づくと事件に関する記事を追っていた。
元になった事件、『巣鴨子供置き去り事件』で発見された子供達は、その後学校に通えるようになり、小さかった子は名乗り出た母親が引き取って育てることになったそうです。

それ以降はたどれず…。1番上の子は今40歳くらいか~。

私だって、人にいつ裏切られるかと怖い。人の悪意が怖い。取り残されるのが怖い。貧乏が怖いし、自分の中の狂気も怖い。

ましてや1度身をもって体験したことがあれば、どれほどのリアルな恐怖を背負って生きているんだろう。
恐怖を通して見ると、愛さえも悪意にしか見えないことがある。
恐怖を抱えた人間が、幸せに生きていくにはどうすればいい?

世の中は本当に怖いもんだから、そうやって構えているほうが安全?

錯覚かもしれないという危険を冒しても、愛や喜びを感じれるほうがいい?

ううう~ん。前者はやっぱりつまんないだろうし、でも後者の感じだと変な勧誘とかに騙されそうやしなぁ。
だとしても騙されてる本人は幸せなのか?騙してるほうにもその自覚がないんだとしたら単なる善意?

でもそういう盲目的な善意が積もり積もって大きな犯罪に行き着いたりするのか?
ちょっとまって、社会福祉とか道徳とかと、個人の幸せは別問題?

うーん、うーん。

とりあえず、親になるなら責任もたんといかんよね。
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by junocchi | 2010-07-23 04:00 | わたくしごと | Comments(0)