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久しぶりにイベント出展のお知らせです。
茨城県結城市で行われる町ぐるみの大規模プロジェクトに参加できることになりました。

その名も『結市』
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フライヤーがとってもすてき!!結城市では、伝統的な酒蔵や味噌蔵が現在まで機能し続けていたり、結城市の特産品である、結城紬という絹糸を丹念に手織りした素晴らしい着物や、職人さんの知恵や技術がずっと大切に残されてきました。

また、古くからの町並みもかなり残っていて、趣のあるちいさな商店や神社も各地に点在しています。
今回のプロジェクトでは、そんな素敵な結城の町のいろいろな場所で、ものづくりや、音楽や、アートを楽しめるように工夫が凝らされています。
詳しくは、結いプロジェクトのホームページをご参照ください!

そして、今回junoが展示させて頂くのは、『結城酒造』という酒蔵なんです。
このように大きなお釜がずらりと並び、お酒の甘い香りが漂う、正真正銘の酒蔵です。ワオ!
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外にはこんな立派な煙突!当日は移動式カフェやお食事も食べられ、この煙突のある裏庭で、のんびりできるそうですよ。
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junoは入ってすぐのお座敷のスペースを頂きました。江連さんと一緒に出ますよ。
どんなふうになるのかな〜?たのしみ^^
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詳細を下に載せますが、とにかくいろんな企画がありすぎて、とてもとても載せきれません。どうかぜひとも、結いプロジェクトのホームページを覗いてみてください。
県外在住の方も、これは絶対に行く価値アリです。東京から日帰りで行けるところにこんな素晴らしい町があるなんて!!あなたもぜひぜひ^^

結い市

と き:平成25年10月12日(土)11時~18時30分
         ・13日(日)11時~19時30分

ところ:健田須賀神社及び結城市北部市街地

企画内容
結いで繋がる広がる結城の街歩き

健田須賀神社をメーン会場はもちろん、北部市街地のあちこちにアートやカフェなど個性豊かなアーティスト達が出展します。今回はテーマの『糸』にちなんだ『納・結・纏』の3会場を拠点に街を結びます。いつもの街の素材を活かしたいつもと違った結城の街。特別な結城の街歩きをしてみませんか??
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先日、とても嬉しいメールが届きました。
東京にくる前に、一年ほど働いていたお店で一緒だった人で、もう5年近くもお会いできてないのですが、時々私のブログを見ていてくれていたとのこと。
私も時々彼女のことを思い出していたけど、なかなか連絡するところまでの行動力がありませんでした。今更…て思ってしまって。
お互い思い合っていても、どちらかがそれを伝えなければなにもなかったことになってしまう。ご縁を繋いでくれる方がいることは本当にありがたいことです。

もひとつおまけに、久しぶりに絵の学校へ通っていたころの友達から連絡があり、恒例の日帰り旅行へいって来ました。みんな忙しくなってしまって、人数も少なめで、準備期間もほとんどありませんでしたが、ちゃんと旅のしおりも作って奥多摩の日原鍾乳洞へ。

声かけ、計画、しおり作り、連絡の通達、そして団体行動!どれをとっても、私ならこんな面倒臭いこと、絶対やりたくない!と思うことばっかり。
でも、そういうことを進んでやろうという人もいるんだから、友達は持っておくものですね。
巻き込み上手な人が周りにいると、最初は巻き込まれて迷惑だなって思うんだけど、終わってみると、自分じゃ一生かかってもやり遂げられないようなことが、たくさんの人の手で実現していて、結局感謝感激することになるんですよね。
また何年か後に、誰か計画してくれますように。他力本願ですみません。
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昨日の夜はお月様、見ましたか。

junoは自宅の屋上で絶対にお月見をするぞーと、昼からわくわくしておりました。

お月様みたいなまんまるキャンドルに火をともして、まんまるなお好み焼きを食べたよ。
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お月見団子は、売り切れでした。

それから屋上に寝っ転がって月をみました。眼鏡を取ったら月がにじんで、冷たくて甘そうなシロップが夜に染み渡るみたい。

それで、この素敵な月の光をたくさん浴びせたいと思って、一日水通ししていた黄色い生地を干しました。
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これはまんまるなチーズバッグを作るための生地。チーズバッグを作っていて、黄色くて丸くて穴ぼこで、まるでお月様みたいだなーと思ったので、そうだ、満月の日に干そうと決めていたのです。
一晩ゆっくり月光浴をした生地は、きっと美味しそうなチーズバッグになれるはず。

完成をおたのしみに^ ^
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思春期〜大学生くらいの時に、同じものばかり食べて生きることに憧れた時期がありました。

なんでしょう、食べ物に対するそっけない態度、低体温、低血圧な感じ、というのが血気盛んな年頃には格好良く映ったのでしょうか。

たとえば青白い顔のアンディウォーホールさんが、豆の缶詰めばかり食べてたと何かで読んでめちゃめちゃかっこいいと思ってたし、当時カリスマ的人気を誇っていた椎名林檎さんが雑誌のインタビューで「昔から、食べることに興味がないんです」なんて言うのを読んで痺れていました。

やっぱり偉大な芸術家は食欲に心乱されたりしないんだろうなー。と、チョコレートやプリンやアイスに心ときめいてしまう自分を卑しく思ったものです。

まぁそんな青臭い時代はとっくに過ぎ去り、今じゃこってりしたものがたらふく食べたくても、すっかり胃が受け付けなくなってしまいましたが。

そんなことをふと思い出したのは、こいつを刺繍したせいです。
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そう、自然界最強の偏食王、コアラさんです。
ユーカリの葉っぱしか食べない、それも600種類もあるユーカリのうち、数種類だけを好んで食べるという徹底ぶり。
しかもユーカリの葉には、他の動物にとっては毒となる成分が含まれているため、2mもある盲腸で解毒して食べるんだとか。そこまでして。
さらに、ユーカリだけでは摂取カロリーが低いので、一日20時間くらい眠って体力を温存するそうです。
で、起きている間はひたすらユーカリを食べていると。
ここまで来ると、食に対して淡白というより、逆に怖いくらいのこだわりですよね。
遠いオーストラリアの、ユーカリの木の上から1/3くらいのところで、ユーカリ以外の生き物とほぼ関わることなく生きている。
ユーカリ食べて、寝て、さくっと結婚して子供産んで育てて、またユーカリ食べる。
自分探しの旅や、骨肉の争いとは無縁に、ひっそり静かに。人生の大半は夢の中。

いろんな物に心乱されながらわたわたと生きている私は、そんなコアラさんの、ひたすら省エネで一本筋が通った生き様に、やっぱり憧れてしまうのでした。

コアラさん刺繍はパンツになり、穏やかで一本筋の通った、なんとなくコアラを彷彿とさせるナイスミドルの元へ嫁いだのでした。
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コアラさん、お元気で。私もあなたを見習って、大事なものだけのシンプルな生活、しようと思います。
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昨日9/2(月)を持ちまして、2年間に渡る国立におけるjunoの制作活動は終了致しました。
て書くと大袈裟過ぎるかな。もちろんjunoはこれからさきもこつこつと作品を作り続けて行きますよ。

でもこの国立アトリエは、私の中で一つ大きな存在ではあったわけなので、今日は国立アトリエについて思い浮かんだことを長々と、だらだらと書いてみようかなと思います。

月に2回を二年間。一回分おまけしてもらって
2×12×2+1=49日。
ひと月半とちょっと。案外少ない気もします。しかし、新宿から中央線に乗って国立まで、そこからとことこ歩くこと約10分間。を49回往復したと思うとなかなかです。通勤時間、のべ98時間。約4日間ですね。
それでも人生80年にしたらたいしたことはないし、世の中には沢山いるであろう、毎朝通勤2時間を40年くらい繰り返してるサラリーマンには鼻で笑われてしまうかもしれません。

でもこの二年間は私にとって大きな決断だったし、挑戦の日々でした。
そもそも知名度もなく、蓄えもなく、パトロンもいない、時給900円のアルバイトを掛け持ちしてなんとかその日暮らしをしてた私が、自分の住処とは別に制作のためだけの場所を借りて毎月家賃を払おうというのが無謀です。しかもわざわざ電車に乗って通わなくてはならない場所に。
しかし、それらのリスクを差し引いても、アトリエという言葉の響きは私にとって魅力的だったのでした。それに国立は大好きな街だし。
とはいえ最初にお話を持ち掛けられた時点では魅力的ではあるけど現実的ではないこの提案を、断る方向で考えていたのでした。
だけど。一度見てみなさいよ と言われ、まだ内装も終わってない、ガラーンとした殺風景なビルの一室に入った瞬間、なんだかものすごいわくわくとどきどきが脊髄を駆け抜け、ほとんど衝動的に借りる!借りたい!とお返事をしてしまったのでした。

そんなわけで実際借りてみると、案の定というかけっこう大変で、月二回だけそこへ行って作業するとなるとその都度材料から道具からすべて持って行き、また持って帰ってこなくちゃならないので当然ミシンなんか毎回移動させるのは無理、せっかく大きな机があっても、それをめいっぱい活用するだけの材料やらものさしやらハサミやらを持ち運ぶのが面倒で仕方が無い、じゃあいっそお店みたいにしちゃおうかと思っても、二週間に一度お店が開けるほどの作品をつくるのなんて無理だし、お客さんは来ないし。たまに顔見知りの人が訪ねてくれても、見てもらう作品がいつもあるわけじゃなく、お互いどうしてよいかわからない、寒い空気が流れたり。
正直最初の方はやっぱり失敗したかな?とか思ったものです。

転機は同じくアトリエで日曜日に活動していたカガモクさんご夫婦との出会いでしょうか。
彼らもアトリエを借りたは良いが少し持て余しており、なんとか良い風に盛り上げられないかと、村おこしならぬアトリエおこし、看板を作ってみたり、イベントを計画したりと、お二人は持ち前の行動力で、私は人と一緒にやるからにはご迷惑をかけられないと強迫観念に近い気持ちで、なんとか具体的な行動に踏み切って行けたのでした。
素朴で健康的で、奥様は美人でサバサバだし、きっとどんな人も好感をもってしまうこのご夫婦、私にはちょっと眩し過ぎて良い人過ぎて、一緒にいると自分のしみったれた根暗気質がぐりぐりと刺激される気がして最初は警戒していたのですが、仲良くなるにつれてお二人の類稀なバックグラウンドやヘンタイぶり(良い意味で!)、意外とひねくれた部分(良い意味で!)やふざけ気質(もちろん、良い意味で!)が垣間見られ、彼らの作品はもちろん、人柄が日に日に大好きになりました。
カガモクさんとはアトリエが終わってもイベントなど誘いまくって、なんとか関係を維持しようと画策しております。

そんな流れでアトリエ開始一年を過ぎた辺りからアトリエの有効活用に真剣に取り組み始めて、今年の春の私の個展でギャラリーの方のご協力もあって国立みんなのアトリエは少しづつ認知され、オーダーのご相談や受け渡しの場としてや、気軽なワークショップ、またはお茶を飲みながらの楽しいおしゃべりの場として、なんだか良い感じに機能し始めたのでした。

その矢先、詳しくは記しませんが他のテナントの方とのむにゃむにゃ、がありまして、流れに抗う気持ちもあったにはあったのですが、皆、どちらかというと前を見ている人たちで、戦ったり、起こったことを覆そうとしたりするのはすぐに飽きてしまい、丁度更新と重なったこともあって、手放すことになりました。

悔しいな、悲しいな、もったいないな、という気持ちもあるけれど、まぁ、そのくらいでお別れするのが良いのかもね、という気持ちもあったり。
まぁ、こういう時期なんでしょう。と、他のみんなも意外と冷静に受け止めていると思います。
何事もずっと続くということはないもので、私にしたってちょうど最近引っ越しをし、自宅で制作できる環境を整え始めたのは、案外こうなることを予感していて、用意周到に準備していた感がなくもないのです。
ちょうど時期を同じくして、じゃらんじゃらんの森の大幅なリニューアルも発表されました。
万物は流転する。紀元前500年の昔から、ヘラクレイトスも言っています。
行雲流水とは、私の好きな言葉です。
きっと生きていたらどんなことだって起こりうるし、このくらいの変化は全然想定の範囲内。ぜーんぜん受け入れ可能。
とはいいつつ、まるで蜘蛛が巣を張って獲物を待ち構えるように、あのアトリエでせっせと針と糸を動かしていると誰か素敵な人がやってきて、なんだか良い話を聞かせてくれて帰って行くという、ひたすら受け身の気楽なコミュニケーションが名残惜しくてたまりません。
新しいアトリエは自宅なので、こんな時間はきっと訪れないだろうけど、孤独な作業だって私は好きです。
だけどここで会った人たちみんな、これからまたお会いできますように。本当に良い学びと良い時間をありがとうございました。これからもよろしくお願いします。



2013年9月3日 juno
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