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2010

社員さんがこぞって休みをとる年末年始はアルバイトのかきいれどきである。
したがって自分は明日からしばらく、ハンバーガーを作るのに忙しい。

というわけで、まだ年明けまでに何日か残っているけれど、今のうちに今年を振り返っておこうと思う。とても個人的なことばかりだけれど…



良いか悪いかといったら、今年は俄然良い年だった。全人生の中でもそうそうないくらいの、良い年だった。

鏡に映る自分の顔も、なかなか良い感じだ。大学のころよりも若干毛穴が開いているし、目じりも下がってきた気がするけれど、たくさん笑っているせいか目の下に泪袋がかすかだけれどぽこっと出るようになって、平たい顔にささやかではあるけれど凹凸を作ってくれている。
このままいけば、目尻に笑い皺の寄った、かわいいおばあちゃんになれそうである。

念願の個展もできた。本当にたくさんの方が来てくださった。学校の友達も、遠い場所だというのに足をはこんでくれたし、個展で初めて出会い、その場で終わらずに今も交流を続けてくださる方もいる。
世の中には尊敬すべき人や素敵な大人がたくさんいるんだということを知った。
たとえば仕事仲間として出会っていたらその魅力に気づけなかったかもしれない。自分も相手にしてもらえなかったかもしれない。それが、作品を通して世界観に共鳴してもらえたり、心を開いてくださるのがとてもうれしかった。自分の作品も、身につけることで会話のきっかけになったり、なにか緊張を解くような働きをしてくれたら、と思う。

友達がたくさん結婚した年だった。おかげで金欠になったけど、それ以上のものはもらって帰ってきた気がする。親が離婚しているせいか、「幸せな夫婦像」というものが今まで想像できなかったけれど、大勢の人々の前で「この人を愛しています。幸せです。」と言って、本当にうれしそうにほほえむ男女を何組も見ていると、ほんとうに世界は愛で成り立っているかのように思えてきてしまった。
なによりなつかしい顔に会えたのが1番うれしかった。

2つのアルバイトも相変わらず続いている。フレッシュネスバーガーの人たちとはもはや家族のようだ。
不動産の事務の仕事は絶対に向いてないと確信は強まるばかりだけど、ありがたいことに雇い続けてもらっている。
アルバイトは嫌いじゃないけど、できたら来年はもうちょっとアルバイトを減らして、作品でのお仕事がふやせたら良いなあ。

それから家族にも恵まれた年だった。全国に散り散りになっている家族たちほぼ全員と、別々にではあるけれど会うことができたし、姉に産まれた赤ちゃんにも会った。
いまだに私が帰省するまで週間少年ジャンプを捨てずにとっておいてくれる母は本当に優しいし、来年は弟が東京の大学に進学してくるかもしれないので楽しみだ。

それから、なんといっても感謝すべきは同居人である。
私の数々の意地悪や暴言をさらりと受け流し、仕事の愚痴ひとつ言わず、今のところ変な趣味もない。
それに私の支離滅裂な話をつっこまずに聞いてくれるのは、世界広しといえども彼だけだと思う。

考えれば考えるほど、周りにいる人々が素晴らしすぎて、うなされそうだ。
なんかそのうち、幸せの収支が合わなくなってきて突然死んだりするんじゃないだろうか。
失うことを恐れても仕方ないけど、もらってばっかりで返してないことが多すぎるのでほんとに怖い。なんかほんと、お役に立てることがあったら言ってくださいという感じである。でも基本的に役立たずなのである。
最終的に自己否定に走るのは悪い癖である。

とにかく、今年お世話になった皆様、ありがとうございました。
このブログを読んでいただいてる皆様、ありがとうございました。ものすごい公私混同ぶりで、私の作品買ってくれてこのブログ見くれてる方とか、もしいらっしゃったら面食らってしまったかも…
自分でも公と私の区別がちゃんとしてないので来年もこんな感じでつづくと思いますが、よろしければお付き合いいただきたいです。
それでは、残りわずかな2010年が良き時間になりますように。そして素敵な2011年になりますように。来年もよろしくお願いいたします。