栗鼠

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東京にきたばかりのころに、友達と井の頭動物園に写生に出かけて、ちっとも絵を描かずにリス小屋でリスをみていた。

小屋というよりはミニチュアの森のようになっていて、リスが好きに走り回れるようになっているその中では、
くるみを掘り出しては埋め、それを他のリスがまた見つけて掘り出し、また埋め、違うリスがまたそれを見つけて掘り出し…ということが延々と繰り返されていた。

でもリスは埋めた瞬間からくるみのことは忘れてしまうみたいで、一度も喧嘩になったりはしなかった。

野生のリスは、冬になっておなかが空いてたまらなくて、雪の中から自分が秋に埋めておいた木の実を見つけても、自分が埋めたことなんかすっかり忘れていて、『神様ありがとう』って感謝するんだと思う。

ばかなリス。きっととても神様に愛されているとおもう。
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by junocchi | 2009-09-15 23:45 | 刺繍